2017年03月07日

オンは平板な声で言


「なかなかの戦略だな」シルクが言った。
「あいにく、うまくいかなかったんですよ。ダNeo skin lab 美容ーシヴァの部隊は一掃しましたが、ザンドラマスの手下のひとりがガンダハールへ行って、相当数の象の騎兵部隊を雇ったんです」アテスカは顔をしかめた。「あの件は皇帝陛下と話しあおうと思っているんです。傭兵には反対ではありませんが、ガンダハールの象使いたちは、傭兵として雇われることとなると、いささか無差別ですからね。とにかく、きのう中部ペルデインで戦闘があり、象たちは象がいつもやることをやったんです。ウルヴォンの軍は逃げましたが、セランタのほうへ逃げもどるかわりに、象たちと残りのダーシヴァ軍を側面包囲し、まっすぐマガン川のほうへ向かっています。もしかれらがダーシヴァへはいれば、わたしのほうは大仕事になる。悪魔たちに、グロリムに、チャンディム、猟犬たち、象、カランド人にダーシヴァの全軍を相手に回すことになるんです」アテスカは康萃樂益生菌嘆かわしげにためいきをついた。「どうやらこれはわたしが期待していたような短くて、楽な戦役にはなりそうもありません」
「ウルヴォンとザンドラマスにとことん戦わせたらどうなんだ?」シルクが言った。
「政策ですよ、ケルダー王子。皇帝は臆病者に――あるいは能無しに――思われたくないんです。それにいかなるたぐいの勝利であれ、陛下以外のマロリーの軍にそれを横取りされたくないんですよ。悪しき先例を作ることになるし、他の連中によからぬ考えを与えないともかぎりませんからね。マロリーは外から見えるほど完全に統一された社会ではないんです。われわれをひとつにつなぎとめているのは、圧倒的な帝国の力だけなんですから」
「その論法は認めるよ」シルクが同意した。「安定はビジネスにとって善なんだ」
「そういえば」とアテスカ。「豆についてあなたとわたしとでそのうちじっくり話をしなければなりませんね」
「売るのか、買うのか、アテスカ将軍?」シルクはずうずうしくたずねた。
「本題にはいりましょう、紳士がた」ポルガラが言った。「皇帝はわたしたちをどうするつもりなの?」
「それを決めるのは陛下自身ですから、レディ」アテスカは答えた。「陛下は常にわたしに秘密を打ち明けてくださるわけではないんです。もっとも、あなたがたがマル・ゼスで陛下のもてなしを悪用する道を選んだことについては、ひどく失望しておられましたよ」
「かれらはぼくたちがどこへ行こうとしているのか知っていたんだ」ガリった。「その理由も」
「それがあなたと話したいと考えておられる問題のひとつのようです。あなたがたおふたりがなんらかの和解にこぎつける見込みはありますよ」
「可能性はあるが、それほど見込みがあるわけじゃない」
「皇帝陛下しだいですな」
 霧は晴れていたが、ダーシヴァの空はどんよりと曇っていた。アテスカの船の船首に立っていたガリオンはどことなくなじみのあるにおいをかぎつけた。湿優纖美容った錆と、よどんだ水と、カビ臭いキノコがまじりあったにおいだった。前方に目をこらすと、枯れた白い沈み木の森が見えた。ガリオンはがっかりした。
 アテスカが静かに横にきて立った。「わたしに腹を立てないでいただきたいのです」かれは言った。「なんだかあなたとお友だちを捕らえる習慣を自分が作っているような気持ちですよ」
「きみは命令にしたがっているだけだよ、将軍」ガリオンは短く言った。「ぼくが喧嘩をしている相手はきみの皇帝であって、きみじゃない」
「あなたはじつに寛大なお方です、陛下」  


Posted by carrie5566 at 18:16Comments(0)
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